Nori
2009年03月08日
18:56
Blenderでアニメをつくっちゃおう、の第五回です。
今回は、ついにbvhファイルの書き出しをやってみようと思います。
前々回に3Dウィンドウの操作で作った左足パタパタアニメーションを、前回はキーフレームウィンドウの機能
を使ってさまざまに変化させてみました。
いよいよこのアニメを書き出してみましょう。
bvhファイルへの出力は、画面左下のエクスポートウィンドウから行います。
<「エクスポートウィンドウ」のインターフェース>
出力する際には、まず出力先のファイル名を指定します(デフォルトでは.blendファイル名と同じ名前が指定される模様)。
インターフェイスの一番上の段にファイルへのパスが表示されています。タブで指定済みのファイルから書き
出し対象を切り替えます。新しいファイルを指定するときは「NEW」を押して名前を入力します。
次に、書き出し設定を行うことができますが、これは出力先ファイルごとに設定内容を持ちます。
設定できる項目は以下の通り。
「Speed」・・・フレームレートを指定します。
「Dups」・・・使ったことがないのでわかりません。機能が判明したら追記します。
「Step」・・・同じく機能が判明したら追記します。
「Loops」・・・使ったことはありませんが、おそらく書き出し範囲のアニメを指定した回数繰り返して出力するようです。
「Start」・・・書き出し範囲の最初のフレームを指定します。
「End」・・・書き出し範囲の最後のフレームを指定します。
設定が終わったら、「Export」ボタンを押します。指定したファイル名でbvhファイルが出力されているはずです。
あとはSLにアップロードして再生すれば、自作アニメの完成です!お疲れ様でした。
エクスポートウィンドウに関する注意点ですが、Blenderのアンドゥ機能を使っているとウィンドウに何も表示が
なくなってしまうことがあります。
この場合は、エクスポートウィンドウに追加したヘッダのウィンドウ選択タブから「Text Editor」ウィンドウに移
動してください。ここにはスクリプトが記載されていますので、中身を書き換えないように注意しながら、ウィン
ドウ内にカーソルを合わせて「Alt+P」を押します。これで、エクスポートウィンドウが再度現れるはずです。
さて、これで一通りの作業工程を追うことができました。
次回以降は、Blenderのいろいろな機能を活用した使い方を紹介していきたいと思います。
わたし自身、最近アニメの機能を触りだしたのでどこまで使いこなせているかわかりません(^^;)し、私が必
要としているアニメの関係上、扱える機能は限られたものになるかと思います。
それでも、使いこなせれば便利そうな機能の一端はご紹介できると思いますので、ご興味のある方は引き続き
ご覧下さい。おそらく以下のような内容を扱うことになると思います。
・IK(インバースキネマティクス)を利用したポージング
・オブジェクトの読み込み(プリム服や武器、家具等)
・IPOカーブを使った編集